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中部

5_08 外国人との木曽路と城廻り

<重伝建指定海野宿:長野県東御市>

イギリスの友人が、コロナ禍を経て5年ぶりに来日しました。今回は、木曽路と城廻りが目的です。片言の日本語と片言の英語で意思疎通を図り、私にとっても、今まで気づかなかったことを発見できた実りある旅になりました。

木曽路トレイル/彼は木曽路を歩くのは二度目で、前回来日時は奈良井宿に泊まり、木曽路の北半分を主に歩いています。今回は南端の馬籠から妻籠宿まで歩き、スタンプをもらうことが目的でした。木曽路はイギリスの旅のガイドブックにも詳しく紹介されているとのことで、島崎藤村が馬籠の本陣の出身であることも知っていました。

馬籠の藤村記念館では英語のテロップが流れる藤村の生涯と、小説『夜明け前』が幕末から明治にかけて、藤村の父が本陣当主として時代に翻弄されることを学びました。

 馬籠から妻籠までは、 所々舗装道路で寸断されているものの、約8キロの旧道を歩きができます。ゴールした後、妻籠宿の食堂でビールを飲み、歩き通せたことを喜び合いました。

 ただ、彼は満足とはいかなかったようでした。馬籠も妻籠も狭い場所に来訪者が多く、トレイルを楽しむ雰囲気ではなかったからでしょう。

帰路に、中山道と別れて善光寺方面に向かう北国(ほっこく)街道の「海野宿(うんのじゅく)」に寄った際、今も土地の人が生活し、日常の生活をしていることに感動し、今度の宿場歩きで最も気に入ったと言っていました。我々が気づかなかった中に、彼には新しい発見があったようです。宿場の端から端まで歩き、熱心に写真を撮っていました。

古城めぐり/ヨーロッパにも名城がありますが、石造りの城は、人を拒絶する厳しさがあって近寄り難いのに対して、日本の城は威厳を持つ天守閣さえ木造で温かみがあると言います。

 前回に姫路城と彦根城には行っているので、今回は松本城と犬山城を廻ることで、天守閣を持つ国宝の5つの内、4つの城をめぐることができました。さらに、再建の城で、織田信長が築城した岐阜城天守閣に登り、鵜飼が行われる長良川の夜景を見下ろしました。せっかくだからと、鵜飼を勧めたところ、動物虐待とのことで拒絶されてしまいました。

彼個人の嗜好であるか、ヨーロッパの人たち全体の食に対する考えなのか、五平餅や蕎麦を美味しそうに食べているのに、材料に不安があるものは口にしないという徹底ぶりです。シンプルな日本の伝統食をもっと大切にすべきだと考えさせられました。

 次回には、国宝で唯一見ていない松江城と出雲大社に参拝することを約束しました。

<国宝犬山城天守閣>
<国宝犬山城天守閣>

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